どうももちもちです!
今回は「女王トミュリス 史上最強の戦士」について言わせていただきます!
本作は紀元前530年頃に実在したマッサゲタイ族の女王トミュリスが、ペルシア軍を破るまでの話になります。久々に戦争映画を観ようと思い、Amazonプライムを付けたら本作が目に留まりました。紀元前と時代もかなり前にいた女性の戦士の物語というので、益々気になりましたね。(しかも最強という…🤩)
観た感想としまして、誕生からペルシア軍を相手にするまでの壮大な物語が、凝縮されていました。
主人公が産まれてから女王となり、ペルシア軍と戦うまでの物語が濃くて、話が綺麗にまとまっていたなという印象でした✨
他にも騎乗したアクションや戦争シーンも、見ごたえのあるものになっています。
アクション好きな人や戦争映画が好きな人。
世界史好きな人や、勉強をしてきた人にオススメです。
女王トミュリス 史上最強の戦士がどういう映画なのかについて紹介したいと思います。
あらすじ
紀元前550年頃。マッサゲタイ族の長であるスパルガピセス(ムラト・ビセンビン)とその妻との間に、一人の女の子が誕生した。その名はトミュリス(アルミ・ターシン)。
スパルガピセスは跡継ぎのこともあり、男の子を欲していたが、願いが叶わなかった。トミュリスに男の子にも勝るよう武芸を磨かせ育てていた。
相手の村を襲うことで生計を立てていたマッサゲタイ族。ある夜にスパルガピセスは、密かにホラズムとの交易を行っていた部下を𠮟咤する。
だがその夜に反旗を翻されてしまい、幼いトミュリスを逃すために戦い、死んでしまう。
トミュリスは父や母を、そして弟たちを亡くし仲間と共に落ち延びる。
やがて大人になったトミュリスだが、共にした仲間たちまで殺されてしまい、孤独になってしまう。そんな中、サルマタイ族のサルダナ(アイジャン・ライグ)に救われる。サルマタイ族の集まりで多くの新しい仲間を得たトミュリスは、父を殺めた部下たちへの復讐を果たし、故郷であるマッサゲタイ族の長となった。
草原の統一後、マッサゲタイ族は大きくなった。
世界の半分を征服しているアケメネス朝ペルシアのキュロス王(ハッサン・マヌード)は、大きくなったマッサゲタイ族の噂を聞き、トミュリス達にも服従を迫る。
キュロス王に屈しないトミュリスは、圧倒的な兵力差の前に"草原の自由と民族の誇り"をかけて戦いに挑む。
本作の登場人物の紹介をしていきます。
キャスト
トミュリス(アルミ・ターシン)
:本作の主人公。スパルガピセスの娘。息子が欲しかった父から武芸を鍛えられ、
戦士のように育てられた。
剣は勿論、弓の腕前が凄い。後にアルグンと結婚し、息子に父の名を付ける。
スパルガピセス(ムラト・ビセンビン)
:トミュリスの父で、マッサゲタイ族の長。戦に長けており、他の部族から尊敬されている。ある夜にホラズムとの交易を行っていた部下に殺されてしまう。
サルダナ(アイジャン・ライグ)
:サルマタイ族の長の娘。戦闘で重傷を負ったトミュリスを助け、親しき仲になる。
彼女も剣や弓には長けており、両手に剣を携え戦う。
ティラス(アヤン・ウテプブルゲン)
:サルマタイ族が襲った村にいた召使い。トミュリスの元に身を置き、
成長後はトミュリスとその息子のスパルガピセスを支える。
アルグン(アディル・アフメトフ)
:ダハエ族の息子で腕っぷしが強い。トミュリスの美貌に一目惚れし、結婚する。
キュロス王(ハッサン・マヌード)
:アケメネス朝ペルシアの王。世界の大半を征服することに成功し、
トミュリスのいる草原の部族たちと同盟を結び、世界を支配しようと企む。
ここから下は私の感想になります。
感想
1.トミュリスの人生はあまりにも大変…。
あらすじにもありますように、彼女は幼い頃に両親を亡くし、大きくなった後にも仲間を亡くします。どんどん親しい人たちを失い、孤独になっていく様子を見て、あまりにも辛い人生だなと感じましたね。
両親を失ったら普通立ち直れないと思うのですが、時と共に前を向いていく姿は強いなと思いました。草原を統一した束の間、夫と息子をキュロス王に殺されるなど、まだ彼女に仕打ちをするのかと同情したいほど悲しくなりました。
駆け引きも戦争をする上で必要だと思いますが、あまりにも悲惨すぎます。
2.戦争のシーンは圧巻でした。
3.戦士として、王としてのカッコ良い女性
このトミュリスですが、父の教育のおかげで1人で6人もの大男を倒すなど戦いに長けております。戦士としてもカッコ良いのですが、王としてもカッコ良いんですよね~。
民たちに長としての毅然とした態度で弁を振るいます。復帰したや否や村の長の部屋での座り方は父そのものでしたね。さらにペルシア軍相手に突撃をかけ、自ら前に出て矢を放つなど果敢に攻め込む姿には痺れました😆
こんな人が指導者・上司なら間違いなくついていきますね。
最後に
本作ではトミュリスの夢の中に、翼の生えた獅子が現れ、お告げのような形で現実に知らせを告げます。このシーンを見て、ミラ・ジョボビッチさんの「ジャンヌ・ダルク」を観ているような感じになりました。ジャンヌ・ダルクも神のお告げを聞き、軍を率いて戦います。ジャンヌ・ダルクもそうですが、戦う強い女性は目を引きますし、強く記憶に残ります!
最初にも言いましたが、久々に戦争映画を観てとても面白かったなと感じましたね。
ここ最近はMarvel作品が多かったので、新鮮な気持ちで観れましたし、2時間があっという間でした😊
こういう強い女性が実在したんだなと勉強にもなりましたし、似た時代の作品を観てみようとも思いました😄
女性が活躍する映画。是非観てみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました🙇♂️